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矢野マミファイルを消す人~私の心理療法の利用のきっかけ
◆◇◇愛と希望の総合ウェブマガジン「まどか通信」フェニックスよりhttps://madokainst.tx-d.art/
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クリックすると開きます。[2022年12月号]マミのA4一枚、こころのデトックス より
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皆さんは、どのようなきっかけで心理療法の利用を検討されましたか?
私の場合は、職場で『共有ファイルを意図的に消去する人』に出会ったからです。
細々とでも長く勤めていると、突然、大量の仕事(雑務)が降ってきたり、執拗に書類の訂正を要求されたり、一方的に無視されたり、仕事ではなく嫌がらせを受けているように感じたこともありました。若い頃は、無理をして体力仕事で修羅場を乗り切ったり、もしかしたら私は特別にできの悪い社員で、ご本人は「指導」しているつもりなのかもしれないなぁ、と大きく振り返ってみたりする余裕もありました。
しかし、「ファイルを消す人」は、これまで出会ったどんな人とも全く違っていました。職場の共有ファイルで、次の人に引き継ぐべきものを、事前にそっくり消去しておくのです。
明らかに、明確な悪意を持って行動するのです。
「あの、昨年度担当しておられた〇〇のファイルは、どうされましたか?」
と尋ねると、
「消しておきましたよ。私ごときの作った書類なんて、特に見るべきものではないですから」
「いえ、でも昨年度のものがないと、先方との引継ぎとか、やり取りがわからなくて困るのですが」
「苦しめばいいでしょう? あなたもイチから自分で作ればいいでしょう? それが仕事でしょう?」
まるで安物のTVドラマのお局様のようなセリフが次々と繰り出されて来て、何か反論すると今度は「年上に向かって口答えするの?」と職場のど真ん中で怒鳴り声をあげるのです。
何をやってもダメでした。上司に相談しても「消去した直後ならファイルを探すことも可能だが、いつ消去したかわからないと探すことも難しい」と返って来ました。「書類を消去したことには口頭で厳重注意しますから」と言われても、消された書類が復活するわけではなく、何年か前の古い書類を探し出して再度作り直したりし、気持ちは晴れません。同僚に相談しても、「アノ人は、そういうひとだから、今回は運が悪かったわね」と同情はしてもらえますが、問題の解決にはつながりません。
本当に怖いのは、単に「書類を消された」ことだけでなく、「書類を消される」夢を見たり、「また書類を消されるのではないか」と疑心暗鬼になったり、自分でも手に負えなくなったと感じたのは、夜中に「助けて!」と叫んで、罪のない夫にも心配をかけてしまったことでしょうか。
ネットで検索すると「夜驚症」という言葉が出てきました。普通は子どもがかかるもので大人には珍しい、と。精神科にかかると薬物療法で抗うつ剤等を処方されることもある、と出てきます。
なぜ、「悪意ある人」のせいで私が苦しみ、薬を飲まなければならないのでしょうか?
薬を飲まなくても、面談などで対応していただけるところを探して、まどか研究所に辿り着きました。「ファイルを消す人」や、職場の人々の顔や人間関係をクレヨンで描いて俯瞰してみる。ワークをする。何回かの面談を経て、わたしは落ち着きを取り戻し、「ファイルを消す人」ともつかず離れずやり取りを続けることができました。共有ファイルとはいえ個人の書類を一つや二つ消したくらいでは、会社は退職させるのは難しいのだそうです。
人事異動のない小さな職場でしたので、何年か我慢して、ようやく彼女は退職して行きました。書類を消した後にも、わざと鍵を隠すような小さなトラブルはあったのですが、「犯人は彼女だろう」と周囲もわかっているので、何とか心の平安を保つことができました。
さようなら、悪意のある人。 -
T.S.さん(男性)40代週末のワークショップに参加して、
いつも目から鱗が落ちました。およそ3年前から、「まどか研究所」の
週末のロングのワークショップに、
何度か参加して来ました。
初めて参加したのは、
「通院やケースワーカーとの面談」に
限界を感じ、今後の活路を見出すための
一歩を踏み出したい、と思った頃です。
原田さんのワークショップでは、
「自分では思ってもいなかったこと」や
「予測していなかったこと」への
〈気づき〉が、いつもあり、
毎回、それはまるで
〈目から鱗が落ちる〉かの体験でした。
本当に参加することができて、
とてもよかったと思っています。
私は、「何でも〈引き算〉で評価する」
といった両親の下に育ち、
知らないうちに「自分を〈過小評価〉」
する癖が、できていました。
その癖は、相当に手ごわいものでも
あったのですが、最近では自発的に、
〈ニュートラルに考える〉ことが、
できるようになって来たと思います。
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女性 50代原田さんは、心の問題に
とても丁寧に対応して下さいます。原田さんは、心の問題に
とても丁寧に対応して下さいます。
ただ単に、過去の出来事や、
現在の悩みを癒やすだけではなく、
未来の成長に繋がるヒントやアドバイス
の声かけをいただくことも、多いです。
本当に、細く長く働いていくためには
「自身のセルフケア」が
必要不可欠だと感じています。
地方在住のため、
直接の面談は、なかなか難しいものの、
これまでオンライン(Zoom)でも、
充分にコミュニケーションが取れました。
「病院に行くほどではないし、
友人には話したくはないなぁ」
という時に、
「まどか研究所」を利用しています。
原田さんは、
自分の心に向き合う時に、
側に寄り添って、小さな灯りを掲げて
くれる人、という印象です。
幅広いバックボーンをお持ちなので、
その時々の状況に応じて様々な
アプローチを提案していただけるのも、
魅力的です。
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自分の一方的な被害者意識が変化し、父の気持ちを考えるきっかけを得ました。
最近、車椅子生活の父から教わりながら、簡単な料理を担当している。
お互いを気遣い始めている感じもあって、ときどき父が褒めてくれる。ミスをしても怒らずに、どうしたら良いか一緒に考えてくれる。
もともと父とはかなり距離があって、お互いに干渉しないでいた。仲も良くなかった。
その父から褒められるのは、正直嬉しい。
実は、いろいろ思うところがあり、原田広美さん主催のサイコセラピーW.Sに参加させて頂いていた。いろんな気付きがあったのだが、自分の一方的な被害者意識が変化し、父の気持ちを考えるきっかけを得てもいた。多謝でした。
5年くらい前に母が倒れたときは、父は内心どんなに心細く、不安だったか… それでも精一杯の家事をしてくれていたのだった。そんなことも、最近になって考える様になっている。
父が少しでも快適に過ごせる為にも… 今後の変化に対応できるように、
自分も潰れないように、
応援してくれる(ときどき家事をしにも来てくれる)姉と共に頑張るつもりです。
自分の為にも…!
写真は8月半ばに近所で撮った、脱皮直後のセミ。直接の関係は無いですが、今の気分に何となく合うので…。
(お父様との距離が縮まって、それからお姉様も協力してくださって、本当によかったですね。何か私まで涙が出ますよ.。
このような投稿に、私の名前まで入れてくださり、それもまた嬉しいです。いつも真面目にご参加くださり、本当にどうもありがとうございました。また何かの時には、ご一緒しましょう。✨)
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20代から30代の頃 女性Oさん 会社員自分のことをすばらしい宝物だと思えるようになりました。
私の問題は、いろいろなことが複雑に絡み合い、もう自分で自分をコントロールできなくなってしまいました。長年、身体の不調と精神不安定に悩みました。
印象に強く残ったのは、親からの愛情が欲しかったという一面に触れた時のことです。
こんなにも深く悲しみ、寂しかったのだと感じ、涙がとめどなく流れたと同時に、心の底から生まれて来てよかった、と感じることができました。
10回のセッションで、何が原因でこうなってしまったのか理解できるようになり、生まれて初めて穏やかな幸福感に包まれました。そして温かで優しく穏やかな自分に、一歩近づくことができました。
最後に、私の心の手助けをしてくださった原田さんに、そして、がんばった自分に感謝を申し上げます。”ありがとう”
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(Oさんは、地方から出て来て慣れない東京の生活や人間関係に苦労しながらOLをされていました。セラピーを受けて体験記を書いていただいたのは、20代から30代になった頃です。
長く付き合っていた彼と結婚間際に難しくなり、行き詰まって苦しくなった所から、ふと「自分を変えること」に意識が向い、
10回の個人セッションの他、当時は毎週行っていた夜の夢のワークショップにも1年弱ほど参加されました。
Oさんが、新しいパートナーと巡り合い、ゴールインするまでの記録は、原田広美の『やさしさの夢療法』の中で、Oさんに広美と成志がインタヴュー形式でお話を伺う形でご紹介しています。) -
40代 男性Aさん フリーランス今後について、不安はあっても、期待の方が大きくなりました。
いま言えることは、これだけ心の深層から大切なことがたくさん湧き出した体験は、セラピーでは初めてだったということです。その成果が、丸の内線に乗る瞬間にわかりました。
それまで少しトロンとしながらも、心身が穏やかでスッキリした感覚が体内に流れ込んできました。そのスッキリした状態が、僕の望んでいる寛解という状態に近いものではないかと思いました・・。
クレヨン画、特に家族画を描き、その絵について話し合ったことがきっかけで、記憶の底に眠っていた事柄がたくさん意識の上に現れました。父が加害者で姉も父の側についていて、僕と母が抑圧された被害者であるという、家族の関係についての固定観念が、解け始めたのでした。
その後のワークショップでは、父が労働をしない自分を責めて、檻の中に閉じ込めようとしている絵と、父がとても努力して強大な存在感を誇示していても、その実はどんなに頑張っても家族から認められない孤独な気持ちを背負って生きていること、その気持ちは自分の中にも同じように存在していることが分かりました。
そこに行き着くのにたくさんのエネルギーを使いましたが、ワークショップに参加しなければたどり着けない気づきでした。
そして昨日、一人旅に出ていた父が帰宅したのですが、どんなにか嫌な生活に戻るのだろうかと不安だったものが(決してなくなったのではないのですが)、思ったほど辛くない、かなり父との暮らしが楽になっている感じがしています。父も僕と同じ人間だと思えます。
今後はどう変化して行くのか、少しの不安はあっても期待の方が大きい気持ちです。
貴重な時間を体験しました。
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(Aさんは、かつては登校拒否や引きこもりの体験もあり、父子関係の難しさからも統合失調症を発症したようでした。この体験記は、個人セッションの後、さまざまな人が集まる2日間の集中ワークショップの後で書いていただいたものです。
ワークショップでは家族画も扱い、暖かい雰囲気の中でロールプレイやシェアリングもしました。
今では仕事のパートナーとのリレーションシップも大事にしつつ、毎日を楽しみながら歩んでいらっしゃるようです) -
福祉系心理士 Mさん 女性自分に近づく、「ありのままの自分」で 参加できる驚きと、安心を感じた。
私は、心理関係、教師、舞台づくり、
パフォーマー、編集者、母親、家長、
祖母….自分でもあきれるほど
多岐な仕事、役割をしています。
だが本来は、話すことが苦手で、
引っ込み思案で苦しんできました。
【セラピーシリーズ4回】 に参加した
きっかけは、原田さんが企画した
アンナ・ハルプリンについての
トークイベントでした。
そこでは―100才まで生きたー
アンナの「身体像の捉え方」や
「生き方」、「自然治癒力」の獲得
の仕方に、深い示唆を得ました。
そのアンナは、
「ゲシュタルト療法」をつくった
パールズから大きな影響を得た、
アメリカ人のダンサーです。
また原田さんの、
「セラピーに参加すると自分に近づく」
という言葉に、それが今後を生きる上の
「救いの一つ」になる予感を得ました。
参加して驚いたのは、
初めて会った人ばかりなのに、
リラックスして課題に向かえて、
自分が「ありのまま」でいたことです。
それには、
原田さんの人柄(や技術??)が、
大きく影響しているように感じました。
一番大事なのは、
セラピストに、いかに自分を委ねられ、
安心・リラックスして自分を出せて、
話せるかなのだと思うのですが、
そうしたものを
原田さんと、この集団セラピーの場は
持っていました。
私は今、自分が形成された源に、
―自分の中の深い無意識の部分に―
拭いきれない深い悲しみがあるのでは
ないかと感じています。
私に対し病的な溺愛しかできなかった母、
半分は私のせいで溺死した弟への、
後悔や悔恨など..。
今回の4回のセラピー講座では、その
「謎解き」までは至らなかったものの、
自分に近づく何かに、さらに分け入る
ことが出来る可能性を感じました。
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ラビットさん(美術家) 女性「夢解き」のワークショップに参加して
セラピーは個人セッションで受けるもの
という捉え方も持っていた私ですが、
原田さんのワークショップに参加して、
「グループは、気付きを与えてくれる!」
と感じました。
他の参加者のシェアが、
私が気にしていたことと重なり、
私自身の客観視に、つながったからです。
また「今、ここ」という観点から、
課題や問題(過去のことも)を捉える
のが、〈ゲシュタルト療法〉なのだと、
私は理解しています。
以前に体験した
「ユング派のセラピー」では、
クライアントとセラピストとの間に、
「一定の距離を置く」のが基本でした。
それに対して、原田さんのセラピーでは
セラピストに頼るのではなく、
援助していただきながら、自分の力で
無意識が具現化されるのを感じました。
そして「アートワーク」を通じて、
自分が囚われているものの正体を可視化
することができ、
またロールプレイなどを通して、
〈自身を安定の方向〉にみちびき、
〈内在している力が引き出される〉
という印象が、ありました。
日本では、まだまだセラピーは
〈敷居が高い〉と思われているようです
が、アメリカに住む友人の話では、
そんなことはなく一般的だそうです。
世界的なコロナによるパンデミック、
見通しの立たない〈戦争や人間の心〉が
気になる昨今ですが、
より人間らしくあるために、
「まどか研究所」のセラピー講座が、
人間の幸福と調和を生み出し、
世界の平和に繋がっていくと、
良いですね!!
ラビットさん(美術家) 女性
セラピーは個人セッションで受けるもの
という捉え方も持っていた私ですが、
原田さんのワークショップに参加して、
「グループは、気付きを与えてくれる!」
と感じました。
他の参加者のシェアが、
私が気にしていたことと重なり、
私自身の客観視に、つながったからです。
また「今、ここ」という観点から、
課題や問題(過去のことも)を捉える
のが、〈ゲシュタルト療法〉なのだと、
私は理解しています。
以前に体験した
「ユング派のセラピー」では、
クライアントとセラピストとの間に、
「一定の距離を置く」のが基本でした。
それに対して、原田さんのセラピーでは
セラピストに頼るのではなく、
援助していただきながら、自分の力で
無意識が具現化されるのを感じました。
そして「アートワーク」を通じて、
自分が囚われているものの正体を可視化
することができ、
またロールプレイなどを通して、
〈自身を安定の方向〉にみちびき、
〈内在している力が引き出される〉
という印象が、ありました。
日本では、まだまだセラピーは
〈敷居が高い〉と思われているようです
が、アメリカに住む友人の話では、
そんなことはなく一般的だそうです。
世界的なコロナによるパンデミック、
見通しの立たない〈戦争や人間の心〉が
気になる昨今ですが、
より人間らしくあるために、
「まどか研究所」のセラピー講座が、
人間の幸福と調和を生み出し、
世界の平和に繋がっていくと、
良いですね!!
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50代 共働きの女性うつ病などで本格的にエネルギーを失う前に、予防的に心が軽くなりました。
女性ばかりの職場で働いています。
年齢的に上になれば、否が応でも主任的な立場になり、年齢も経験も様々な皆のワガママに振り回される日々が続きました。
病気休暇に産休がW、代わりの人員が来ない!心が折れそうな日常でも、身近な他の部署の同僚の理解が得られません。
近くの診療内科に行きましたが、3分診療で「休みたいなら、書きますよ、診断書」の世界。
職場では何を言っても「単なる愚痴をこぼす人」扱いにされそうで、思い切って原田さんのZOOMセッションを受けました。
時間節約のため、家族画は事前に描いて送信し、2人で見ながらのセッション。
職場の人間関係図は、セッション中に描きながらサイコドラマ的に。
うつ病などで本格的にエネルギーを失う前に、予防的にお世話になることができ、心が軽くなりました。
短いながらも充実した3回コースになりました。
遠く離れたところで、わたしのことを応援してくれる誰かがいる!という心の支えを得て、仕事にも新たな気持ちで立ち向かえそうです。
舞踏などのお話しも楽しかった!次回は是非、対面セッションをお願いしたいと考えています。
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コロナ禍ということもあり、ZOOMで始まったセッションでしたが、その後お会いしてのセッションに繋がりました。. -
20代 女性Iさん 会社員押さえ込んでいた気持ちが整理されて、自分のことが客観視できるようになりました。
原田さんとのカウンセリングの日は、刺激的である一方で、どこか心がリラックスしてふわふわした感覚になりとてもよく眠れました。
3回のカウンセリングを通して、私は自分で自分をずいぶん苦しめていたのだな、と気付くことができました。
まだまだ、否定癖は治っていませんが、どこか直視できず、私の押さえ込んでいた黒い気持ちを引き出していただいた上に、黒くてジメジメした私の纏まっていない話にも、態度を変えずに向き合ってくださり本当にありがとうございました。
(家族には“めんどくさい”とよく言われていたので大変ありがたかったです)
おかげさまで、自分の押さえ込んでいた気持ちが整理されて、自分のことを少し客観視できるようになりました。
こうして原田さんとのご縁に巡り合えたのも前職での出来事のおかげだと思うと不思議な気持ちになります。
これからは、黒い気持ちを抱いてもいいんだよ、完璧じゃなくていいんだよ、と自分を許容しながら、色んな自分と仲良くやっていこうと
思います。
また、原田さんご自身のお話を伺い、その生き様がとてもかっこいいなと思いました。
反対されてもやり通す精神力、自分の仕事(セラピーや本)に対する誇り、いずれも努力されてきたからこそだと思います。
私も歳をとって今が1番楽しいと言える人生を歩みたいと思いました。
いったんセラピーを終わりにしますが、またどこかでぜひお会いしたいです。
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追伸〈以下は、クライアントさんの気づきのノートから抜粋〉
・嫌だったことや好きなことを整理する中で、こういう対策できたな、こういう風に言い返せばよかったな、あの人は凄いな、と考えて終わってしまっていたのですが、そこで止まらずに、同じ目にあったときに対策できるように、同じように振る舞えるように、行動していくことが重要なのだと分かりました。
・原田さんの今の仕事に至るまでの話を伺って、結果にこだわる気持ちと楽しむ気持ちのバランスが大事なのかな、と思いました。
・また、旦那さんのことを自分のことを分かってくれる人だから、という原田さんの言葉が印象的で、ピンとこなかった私は、やっぱり今の人とはどこか違うのだろうな、と確信めいたものを感じました。
※楽しい〜〜!!と全身を使って表現すると楽しくなってくる?ワザも使おうと思います!
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・原田さんの仕事のお話を伺う中で、色々やって、やっぱりコレだ、と帰着する方が人生における充実度が高いのだろうと思いました。
・パートナーに関して、お互いに楽しい世界を持った関係を築きたい。パートナーが落ち込んでいる時は、原因から引き剥がしてあげられる存在になりたいです。
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Iさんは有能な女性なのですが、数年間働いた会社で、少人数の複雑な部署の人間関係に疲弊して、転職を成功させたばかりでした。
前の職場でのトラウマ的な体験の整理をしたくていらっしゃったようです。また仕事でもきつい発言で追い詰められると、涙がとならなくなるということも気になっていました。
一人一人の人間関係で起きて来ることの土台は、やはり生育歴で培った家族との関係が色濃く影響しています。
そこに関するIさんの発見が、今後の自信につながってゆく予感がしました。 -
40代 女性Fさん 母親でもありアーティストはじめてのリモートセッションでしたが、世間体にとらわれていたと気がつくことができました。
心理療法家の原田さんとのセッションは、facebookメッセンジャーのテレビ(映像)通話機能を利用てし、リモート行いました。原田さんはパソコンを利用していましたが、私は、パソコンにカメラ機能を設定していなかったので、携帯スマートフォンを使用しました。
私に見えた原田さんは若干ぼやけた感じにも感じられましたが(この時には「まどか研究所」のパソコンのカメラの上に透明シールが貼られたまま、それに気づかずにセッションをしてしまいました)、
原田さんからは「ばっちり見えていますよー」ということでした。
以前電話での占いを1度やったことがありました。占いはやはり統計ですから、自分や相手方がこれこれの傾向にあるということの話で、今目の前にある問題に対して解決の方向へ結びつけて考えるのは難しく感じました。
ですが原田さんのセッションは、「気持ちの流れとして自然であるか」を基準にしていると感じ、時には世間的常識に反していることも、「人としてそう思うのは自然ですよ」と言っていただくことができました。
そう言われてみると改めて、自分としても「世間体にとらわれ」ていたことに気がつき、本心に蓋をしそうになるのを解除できたと感じました。
この時は90分のセッションでしたが、時間的にも気持ち的にもゆったりと十分話せたと思います。
表情もお互いに見えていましたので、原田さんが受け取れる判断材料が増え、クライアントが泣いていたりした場合などもよりきめ細かい対応ができると思います。おすすめです。
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(Fさんのこのセッションは、アーティストならではの、<多くの人が一般常識と考えるであろうと思われるような枠を超えた判断>を求められていた時であったように思います。
Fさんも精神疾患とのお付き合いが、親の代からあるそうです。その後、人間関係が混沌とした一時期もあったようですが、元気にアーティストマインドを保って歩んでいらっしゃいます。
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セラピーとアーティストの相性を悪く言う人もいますが、それは本当でしょうか。
たとえば国際的な前衛画家の草間彌生も、精神疾患と並走しながら歩んで来たと知られています。彼女の創作が止まってしまうのは、強い薬で症状を無理に抑えた時であったようです。
無意識の混沌や混濁、私達は心身の奥に「迷宮」をかかえているとも言えますが、その「迷宮」の入り口の一つ一つにフタをせずに、そこを開示して勇気を持って進みながら、日常を生きる自分自身に「統合」してゆく姿勢が、アートや人生をマンネリ化させないコツであると感じます。
また傷が深いと「痛み」も大きいので、そこにフタをして感情や感性を風化(不感症・虚無化)させてしまうこともあります。
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感性を取り戻すと、創作を継続して解放的な方向への変容を創り出すことができます。
草間彌生のアートは、鬱屈ではなく爆発していますね。ピカソも長生きで元気でしたが、創作は普通の画家の何倍もできたと思います。
病にアートの根源があるのではなく、誰にでもある病の部分を開示して、敏感に微細に、ある時には大胆に表現してゆくことが有益なのだと思います。
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傷を癒すとその部分のフタが開き、エネルギーとアイディアが満ち溢れて来ますヨ!) -
30代 男性Sさん 舞台関係従業員身体も心もほぐれ、クレヨン画と対話が、出自をひも解く鍵になることを実感しました。
私の場合は少し特別だったらしく、和室がとれたこともあり、前半の一時間は、身体を実際に動かして「自分と身体との関係」を探って行きました。
動かすといっても、原田さんの指導は全くハードではないし、「気持ちいいと思ったところで止めてください」という指示のもと、気持ちよく身体をほぐして、また心もほぐすことができた気がした。
そのために、後半のセッションに入っても、特に緊張なく自然な流れで受けることが出来たように思います。
セッションの内容は、綿足にはとても独特なものであるように感じられましたが、まず「クレヨンを使って、自分のこれまでの人生を色クレヨンを使って線で書いてみてください」という指示が出された。
自分のこれまでの人生の経緯を思い出しながら、実際に色にしてみると、改めて気づくことがあったのは驚きだった。原田さんとの対話を通して、自分が今までの経緯を踏まえてどういった立ち位置にあるか、といったことを、自問し再考することができました。
次に、真っ白な画用紙に、「自分の好きな色を三つ選んで、好きに書いてください」という指示をもらいました。そこで描かれたものに対して、原田広美さんは細部まで注視して私に質問し、なんらかの意味を読み取ろうとしていたように私は思いました。
(セラピストが分析をするのではなく、一緒に「感じたこと」や「気づき」を共有することを目指しています。クライアントさん自らが発見した内容が、その時々も最も有効です。そのために質問をしたり、感想を添えることもあります)
それに続いて、今度は「嫌いな色」を三色選び、好きに書いてくださいとのことだった。ここが大事なように思うのだが、好きな色、嫌いな色、それぞれによって描かれた絵。これらは偶然の選択や行為ではなく、「自分の出自を紐解くカギ」なのだと実感することができました。
フロイト以降の精神分析学によっても明らかなように、人格形成は人生のごく初期に決定されると私も思います。何がその要因に当たるものであったのか、また、どのようにして自分自身の人格や心理的なものにおける困難と向き合い、それを取り除いていくことができるのか。
そしてどのように、そのようなコンプレックスの解消を「創造」へと昇華していくか、そのようなところに思いをはせることができたのも、、今回のセッションの意義であったように思います。
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(Sさんは理論派の蓄積を持つ男性です。学校時代には、いじめ的な被害にあったこともあるそうで、身体にも気持ちも萎縮(いしゅく)気味な傾向があるように感じられました。
優秀でプライドが高いにもかかわらず、どこかしら全般的には自己評価が低く、そこに対して案外頑固であるのも惜しまれるタイプです。このようなタイプの人は、なかなかセラピーを信用できないこともあるかと思います。
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ですが外に向けて疑いを持つのは、実は自分自身が子供の頃からなかなか正当には評価・信頼されず、逆にあろうことか多感が部分を「疑わしい存在だ」と決めつけられるような、抑圧的で安心感の持ちにくい精神環境に育ったせいなのかもしれません。
この感想を書いていただいた当時のSさんに対して私は、「もっともっと力強く自分自身を肯定して認めてあげてもいいのですよ」。それによって「きっと自分のことも他人のことも、もっともっと好きになれることでしょう」という、自分の声を聴きました。) -
20代~40代 男性Bさん 従業員から雇われ店長―そして自営へ自分の考えがまとまり、どうしたらよいのか気づくことができました。
私が原田さんのカウンセリングを受けたのは、何か困った時に友達や同僚に相談しにくい事を相談したいような時でした。
原田さんは人の話しをよく聞いてくれて、話しているうちに私の考えがまとまり、問題の解決策が解り、次のステップに進む事ができました。
原田さんとセッションをしている間に、自分の考えがまとまり、どうしたら良いのか気づく事ができるのだとわかりました。
セッションを受けずに、自分だけで考え、解決しようと思う事もありました。でも、自分一人で考えているとどうしても悪い方向に考えが向かいがちです。
普段の職場の悩みや友人関係の悩みなどは、感情的になりやすくどうしても客観的な答えが出てこないものです。
原田さんのセッションを受ける事で、私が本当に何に悩み、どうしたいのかが見えて来ました。
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(Bさんは、20代から30代にかけて長い期間にわたって、ここぞという時にいらしていました。セラピーよりも、カウンセリング~対話~のセッションが馴染むということで、希望に沿って特別でしたがそうしていました。
従業員や雇われ店長の時には、店長や仕事仲間、オーナーの人間関係の癖などに、時には悩まされての相談でした。
自営を果たしてからは、雇った従業員との関係がテーマになることが多いです。開業時に資金援助をしてくれた、両親や親族との関係もあります。
コロナも何とか乗り切って元気に仕事をされているのは、素晴らしいことだと感じます。) -
音楽家 小森俊明さんの感想ロール・プレイの後には、同タイプの夢を見ることが不思議と減って行きました。
原田さんのセッションを10回にわたり受講しました。
『やさしさの夢療法』を以前に読みましたので、原田さんの独特な方法には興味を持っていました。
人間は誰しも幼少から現在に至るまでのいずれかの時期に、何かしらのトラウマを抱えるものです。
音楽家である私は、会社や役所に勤務する方々とは異なる、フリーランサーであるがゆえのトラウマがあり、セッションではそれらを掘り下げて行く作業が行われました。
(コロナ禍下ですのでZoomによるオンラインで行われましたが、通信上のトラブルはほとんどなく、スムーズであったのは幸いでした。)
セッションの最初に、たいてい私が直近でよく見ており、かつ気になっている夢のパターン、タイプ、具体的内容等についてお伝えし、
原田さんがそれらに対して質問を投げかけ、私がそれに答える、という形で行われました。
気になる夢は過去のトラウマと関係するものが多いですから、ヒアリングとやり取りの後に、ロール・プレイ(『やさしさの夢療法』にそ
の方法と意義が詳述されています)を行うこともありました。
もちろんのこと、このようなロール・プレイは、私にとっては初めてでしたが、オンラインによることもあってか、ためらいなく行うことが出来ました。
そしてロール・プレイの後には、同タイプの夢を見ることが不思議と減って行きました。 おそらくロール・プレイが、トラウマを解消させたということなのでしょう。
夢の他には、やはり著書で紹介されている即興的な描画(クレヨン画)を2回ほど行いました。
一つは子ども時代の「家族画」、もう一つは「気になっているタイプの夢の絵」の作成です。
これらについては、描くことで自分の思考のパターンが客観的に分かる部分があり、また、描画後には気分がすっきりするという効果があることにも気づかされました。
原田さんのセッションの進め方は、強引なところや先入見に基づく性急な判断がなく、終止おだやかな雰囲気の中で、クライエントである私との間のコミュニケーションが、進行したように感じます。
また、お互いに専門がアートの領域であること、そして勤務形態がフリーランスであることが、コミュニケーションをスムーズにし、共感を覚えることも出来たと感じています。
何かにつけ神経の細やかさが要求されるアーティストの方や、ご自分がよく見る夢の内容に関心のある方は、ぜひ原田さんのセッションを受講されてみては、いかがでしょうか。 2021.2.21.
.............................................
小森さんは、ご自分の文章が掲載される際には、記名がある方がよいとのお考えから、お名前を記載させていただきました。
また文意を損なわない範囲で、何か所かに読みやすくするための多少の省略を加え、表記を改めさせていただきました。
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鍼灸整体院 院長 男性 40代私が本当は何に悩んでいて、
どうしたいのかが見えて来る気がします。(これは、かなり前の記録:喫茶店カウンセリングでした)
私が放送大学に学んでいた頃からの
つき合いがカウンセリングに発展し、
まだ独立開業するまでの長い間も、
何か困った時には、
友達や同僚に相談しにくい事を
折に触れて相談してきました。
原田さんは話しをよく聞いてくれて、
話しているうちに私の考えがまとまって
問題の解決策が自然と分かり、
次のステップに進む事ができました。
最初のうちは、
話しはよく聞いてくれるのですが、
具体的なアドバイスは少なく感じて、
少し物足りなくも思いました。
ですが、何回かカウンセリングを受けて
いるうち、原田さんと話している間に、
自分の考えがまとまって、どうしたら
良いのか気づくのだ、と分かりました。
カウンセリングを受けずに、
自分だけで考えて解決しようと思った事
も、もちろんあります。
しかし、自分一人で考えていると
どうしても悪い方向に行きがちです。
職場の悩みや友人関係の悩みなどは、
どうしても感情的になりやすく、
客観的な答えが出てこないものです。
そういう時に、第三者である
原田さんのカウンセリングを受けると、
いつも私が本当に何に悩んでいて、
どうしたいのか見えて来た気がします。
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「アートセラピスト養成講座」参加者
教育職講師/大学院生
I.K.さん 男性 50代仲たがいした自分と、
ゲシュタルトする講座です!!
この講座の特徴の1つは、
「嫌いな自分」や
「仲たがいした自分」と、
「仲良くなれる(ゲシュタルトできる)」という
ことなのかな、と思います。
講座が始まった頃の、
「嫌い(好き)な人」10人を書き出す
ワークで、私は「二枚舌の人間が嫌い」
と、書きました。
私は、このワークの後で、
「二枚舌が嫌いな自分」と仲良くなると
「本音と建て前」という社会の潤滑油を
もっとスマートに使えるように
なれるような気がして来ました。
また「コラージュ」のワークでは、
雑誌等から切り抜いた色々な写真や
イラストを大きな画用紙の中に、
マンダラのように貼っていきます。
以前、別の講座で体験した時は、
気に入った写真・イラストを貼りました
が、今回は「あえて」自分が嫌いな、
高級料理、高級時計なども貼りました。
普段の私は、そのような世俗的価値観
にまみれたものが「嫌い」なのですが、
もし、バッサリ切り捨ててしまうと、
私の中の「何か」を切り捨ててしまう
ようにも、感じられたのです。
そして実際、
「嫌いなもの」を貼ってみると、
今まで感じたことがない「力」が、
内面から湧いて来たのも驚きでした。
続いて「コラージュ」の中のどれか
(例えば高級時計)に「役割」として
なってみる、「ロールプレイ」と呼ばれ
る状態で、原田さんと対話もしました。
「髙級時計」にロールプレイすると、
世俗的な価値観が嫌いなはずの私が、
「見栄っ張りな自分」と、
少し仲良くなれた印象でした。
今、講座の前半を終えたところですが
「見栄っ張りな自分」と
仲良くなった(ゲシュタルトした)ことは、
仕事の場面で不必要に控え目にならず、
「私自身をもっと前に押し出すエネルギ
ー」の獲得に、つながるのではないかと
いう予感がしています。
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松岡祐貴 男性 40代 (美大〈写真コース〉学生/リベラルアーティスト)アートセラピーの〈実技の体験〉ができるので、選びました。
若い頃から精神疾患をわずらい、
闘病する傍ら、長い時間をかけて、
大阪芸術大学や京都芸術大学で、
私は〈写真〉を学んで来ました。
また〈写真〉に熱中することにより、
「薬」だけではなかなか快癒しきれなか
った部分が癒されてゆくような体験を、
私はして来たのだと感じています。
いま放送大学で、
臨床についての科目も学びながら、
〈写真〉を用いたセラピーや、相談で、
「私と同様な病に苦しむ人々の
助けになりたい」、
と思うようになりました。
「アートセラピスト養成講座」を
選んだのは〈臨床的な実技の体験〉や、
講師の先生方や参加者との〈対話〉が
できるからです。
ここで学んだことを
〈写真〉を用いたワークショップや、
相談にも、生かしてゆきたいと
願っています。
まだ講座の途中ですが、
人をサポートするためには、
自分や人の〈これまでを許すこと〉や
自他に〈やさしくあること〉と共に、
〈自分の課題を解決すること〉や、
自分にとってだけでなく、誰にとっても
〈自分でも分からずにやり続けて来た
ことの意味〉を一緒に見出す、
などの捉え方も、
大切なことが分かって来ました。
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松岡祐貴 男性 40代 (美大〈写真コース〉学生/リベラルアーティスト)「アートセラピスト養成講座」で学んだこと
◆◇◇誰でも書き手にも廻れる~愛と希望の総合ウェブマガジン「まどか通信」フェニックスよりhttps://madokainst.tx-d.art/
一言で言うと例えば海外で学ぶ様なチャレンジ精神だったと思います。留学よりは安いお金でマンツーマンの指導も受けました。大切な姿勢も学びました。
辛い体験をするだけでなく回復もすることや、自分にも優しくすることが、自分が人から大切にされることにつながること、体のことも知っていた方がよいこと、ワークショップはどういう風に組み立てて行うかということ、等々です。
ロールプレイという技法では、描いた絵(クレヨン画)からその一部に成りきって発想してみたり演じたりという体験をしました。このことは、私に慎重な立場を取らせるようになりました。何がその人の幸せかは、私(セラピストの側)が決めたり、判断は出来ないし、発想も迫らない方がよいと考えるようになりました。
セラピーというのは、特に成志・広美先生の考え方では、真似をしていたら駄目だよということでした(セラピーもアートであり、科学である以上は)。総じてセラピーの実技を学んだ、簡潔にゲシュタルト療法を学んだ内容でした。
私はこの経験を活かして更に他の心理資格講座に申し込んだり、放送大学修士選科生での学びを深めたり、学び続けようとしています。少し大変な辛いこともありましたが、逆に自信になりました。
またもう一人の同期の方の伴走が支えになりました。心から心配いただいた先生方には感謝しかありません。