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Q

1.ゲシュタルト療法やセラピーと
アーティストやクリエイターや表現者、
およびクリエイティヴな生き方を
模索している人との関係は?

※ゲシュタルト療法=ゲシュタルト・セラピー 
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 【アーティスト】も【クリエイター】も【表現者】も、
個人事業主や【クリエイティヴな生き方をしたい誰】にとっても、
【セルフサポート~自己肯定感を高めるためのサポート】が必要です。

🌟その【セルフサポート】に役立つのが、
🌟真に役立つのが【無意識レベルからの抑圧・トラウマ・コンプレックス】などの
 本格的なケアなのです。
(たとえば組織の中で個性を発揮するためにも、
 主婦や一般人が「納得できる人生」や「思いがけなく素晴らしい人生」に向かって、自分を輝かせ続けるためにも、
 また、ここまでで自分を諦めずに夢や充実した人生を追い続けるためにも、
【セラピー】は、根本からあなたを育て~伸ばしてゆく本格的な【特効薬】です。
【セラピー】なくして【充分に生きた】ということはあり得ないのではないか、というくらいの気持ちを持ってやっています。
 ご自分を大事にして生きて行きたいと考える~どなた様の人生も、大きく後押しさせていただきます。)
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 たとえば映画『モナリザ・スマイル』で取り上げらた「抽象表現主義」のジャクソン・ポロックは当時の最前衛であったために、大きな評価を得た半面、その作風をおとしめる無理解にも晒されました。そのことで、彼の人生は「栄光」と「苦悩」に彩られたものになり、「アルコール中毒」や「治療」から逃れることができませんでした。

1】このようにクリエイター、アーティスト、表現者=パフォーマー(役者・演奏者)、タレントなどには、人前に作品や自らをさらす必要があり、当然のことですが常に賛否両論がつきまといます。それを克服しなければ、せっかくの成功したとしても、その栄誉を失うこともあります。
🌟内面では無意識のうちにそれを怖れ、それが成功を妨げる要因にもなるのです。

 批判に弱い人(傷つき、意気消沈する、ただただ怒りや悲しみに負かされてしまう)、あるいは逆に、コメントを全面的に無視して閉じこもり孤高になりすぎる、ということでは、せっかくの才能と努力も実を結びにくくなり、大成を妨げます。

2】またプロデューサーやサポーターとの交渉や協調、あるいは観客・読者・視聴者とのコミュニケーションも、そのまますべてではないにせよ、クリエイションや表現にも生かされるものですので、そのような能力も欠かせません。

3】また完璧主義も自分を育てません(これも自己肯定感の不足などと関連しています。)

4】活動を継続し、プロセスを踏んでゆくための難しさもあります。時には〈マンネリズム〉からの脱皮が必要なこともあります。ただ変化をつければよいということではなく、自らの【核―心身の深層】と結ばれつつ、【自己成長的】に〈創作・表現・人生〉のプロセスを追うことが必要でしょう。

5】この欄を読んでいらっしゃる方々は、
【創作や表現】にとってのみならず、
【人生の重要な選択】や、その時々の【過ごし方・活動のつくり方】についても、
内面から湧き出る🌟【ひらめき / インスピレーション / 直観 / 根源的なエネルギー】 を受け取ることの不可欠性をよく心得ていらっしゃるのではないでしょうか?

 それを濁らせて(曇らせて)しまうのが、【防衛機能】です。
【防衛機能】は、あなたを守るためのものですから、まったく不必要だというものではありません。ですが、子供時代や未熟な時に失敗したり傷ついたりして作り上げてしまった【防衛システム】をそのままにしておくのは不適当です。
 
 あなたの【防衛システム】がどこから作り上げられて来たものなのか、これまでの無意識領域を含む【抑圧・トラウマ・コンプレックス】が関連していますから、それらを紐解いてゆくことで、深いレベルから理解することができるようになります。

 それらが理解ができると、自動的に無意識レベルでの【防衛システム】が働いて、【あなたの内面からの重要な導き=ガイド】が、閉ざされてしまうということがなくなります。意識的に選択して、何かを防衛したり、チャレンジしたり、あるいは余計な不安や怖れなしに「発想を具現化」できるようになります。

 それで、あなたは「自分で自分を妨害することなしに」クリエイティヴになれるのです。
 
※以上のような数々の問題に、私達はセラピーで応え、サポートさせていただきます。

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🔷下記は、セラピーのセッションそのものが創作に役立った例などです。
 「クリエイション」と「セラピー」の関係に直接に触れるエピソードとして、ジョン・レノンの楽曲『マザー』の作詞と歌唱法は、レノンがアーサー・ヤノフの「原初療法」の体験を経て、生み出したものであることが知られています。

 そして、同じくレノンの楽曲『Beautiful boy』には、フランスの「自己暗示療法」のエミール・クーエの言葉(わたしは毎日、あらゆ面でよくなってゆく)が使われ、
 『イマジン』には、イメージ療法のスタイル(素晴らしい世界平和のイメージを持とうという呼びかけ)と、癒やしの言葉が散在していることが伺われます。

 また「ゲシュタルト療法」の創始者パールズと妻ローラは、「セラピーはアートである」という言葉を残しています。

Q

2.カウンセリングとは、何ですか?

現代の心理学では主に、カール・ロジャーズ(1902~1987)が提唱した、カウンセラーがクライエントの語る言葉を傾聴して受けとめる、「来談者中心療法」の面談をさします。

カウンセラーの傾聴により、受容されたクライエントが、自分自身で自分が話した内容を整理し、自身の気持ちに気づき、自己一致のプロセスを経ながら、問題解決への道を自分自身で導き出すためのサポートをする形式を指します。

心理学をバックグラウンドにもつ面談の、よく知られた基本形といえるでしょう。

Q

3. 精神分析とは、何ですか?

【精神分析】の祖であるフロイト(1856~1939)が、ウィーンで『夢判断』を刊行したのは1900年。それ以前からフロイトは、ヒステリーの研究を契機に【無意識】を発見していました。

 当時、ヒステリーは【麻痺などの身体症状】を意味していました。患者の【無意識・深層心理】に抑圧された【感情の葛藤】が、「身体症状」としての【ヒステリー(神経症)】を引き起こすことをフロイトは発見したのです。

 日本でよく知られるユング(1875~1961)や、アドラー(1870~1937)はフロイトの弟子からスタートし、フロイトの【精神分析】を各々の「独自の視点」で発展させ、その後フロイトとは袂を分かちました。しかし、精神分析家を自認して活躍した人々です。

 今から振り返れば、フロイトは【精神分析の祖】として【無意識】を提唱したわけですが、三者三様に一理あり、それらを総合したものが【精神分析】として相称されれば問題がないように思われます。

 ユングはフロイトの【抑圧されたリビドーや家族からの関係】よりも、【世界神話と夢の中のシンボル】の関係などの視野を発展させ、

 【アニマ:男性が持つ女性性】【アニムス:女性が持つ男性性】【影=シャドウ:意識的な自己から見て無自覚的な逆側の要素】などの指摘をした説が魅力的です。

🔷この逆側の様子への言及・気づきは、【ゲシュタルト療法】の【図と地】の関係にも似ているように感じられます。
(※今、ご覧になっている「08よくある質問」のフロントページにある写真が、【ゲシュタルト療法】の【図と地】の説明によく使われる【ルビンの壺】と呼ばれる図です。白い部分を見ると「壺」に見え、黒い部分を見ると「画面の中央で左右から二つの黒い横顔が突き合わされている」ように見えます。
 ※この場合、白い壺が「図」で、黒い二つの横顔が「地」を背景としますが、地だけ見ていると、背景が見えない。療法を視野に入れ、理解することを【統合】と言います。このことは「ルビンの壺」に限らず、人生や日常のさまざまなことに対して応用して両面を統合してゆくことができます。)


【精神分析】の少し後には、
エディプスコンプレックスや集合無意識、アドラーの対人関係などの理論に囚われず、人間を【実存的】に見て行こうとする立場の~ビンスワンガー(1881~1996)や、
【夢の分析】でも知られるメダルト・ボス(1903~1990)らの
【現存在分析】も、登場しました。

 「まどか研究所」の土台である【ゲシュタルト療法】を創始したフレデリック・パールズ(1893~1970)と、メダルト・ボスは、同じくフロイト派だったウィリアム・ライヒ(1897~1957)に【教育分析:分析医になるための自己教育としての分析】を受けました。

 パールズは戦後のアメリカで、新しく【心理療法の草分け的な源流】として、【ゲシュタルト療法】を創始・発展させました。

🔶【精神分析と心理療法の決定的な違い】は、【精神分析】では分析家がクライアントに確認することなく、ひたすら分析を進めますが、【心理療法】ではクライアントの【自覚的な気づきや解放と癒し】の実感・体験を伴いながらセッションが進められる点です。

 なおドイツからユング心理学を持ち帰った河合隼雄は、スイスのドラ・カルフが始めた【箱庭療法】も日本に持ち帰りました。

 【ユング心理学】が、人間理解を広範にした感はあるものの、療法の効果としてクライアントの変容をどこまで細密かつ発展的に担えるのかは測量しにくい面も否めないのに対して、【箱庭療法】は子供のセッションで「核の中の深い感情」が表出されて好転する例などでも知られました。

🔷戦後も【精神分析】の流れはさまざまに継続されましたが、
戦後に発展した【心理療法】の立場からは、やはりパールズの出身地でもある、戦前のベルリン周辺で始まった【身体アウェアネス】などの【自覚的な気づきと解放】を融合した身体的な療法が、パールズの【ゲシュタルト療法】と並行的な流れとして、アメリカを中心に発展を見たように思われます。

(また渡米後のパールズは、アメリカ生まれの【家族療法】のバージニア・サティアには敬意を払っていました。家族からの影響は個人にとって~良きにつけ、悪きにつけ~大きなものです。 
 サティアは対個人療法である【精神分析】では不足だった部分を、観察・考察の対象を〈家族にまで拡大〉することによって、補おうとしました。

 彼女が指摘したような~フロイトのエディプスコンプレックスの視点に限らない【家族間の関係性】からの影響については、アドラーも探求しました。そして「まどか研究所」のもう一つの軸であるブレスインテグレーションの土台である【愛と癒しの心理学】でもカバーしています。

※【ラカンの精神分析】も知られますが、【言語語学を土台に置いたフランス現代思想】に裏付けられて発展しました。そこでは、たとえば身体や人間観の捉え方も観念的(言語的)で、具体的ではなく、捉え方も日本人からは気質的にも嚙み合わないものを感じる人が多いようです。
(ウィーンやドイツなどの【ドイツ語圏を背景に発達した源流期の精神分析】の方が、気質的にも日本人には合致しやすいところがあるように感じられます。また、これらは戦後も、国際的な一定の評価と注目を得ています)
 

Q

4.ゲシュタルト療法とは、何ですか?

「ゲシュタルト療法」は、フロイト派のユダヤ系ドイツ人の精神分析医だったフレデリック・パールズ(1893~1970)が、第二次世界大戦前からナチスによって始まったホロコーストから逃れ、オランダ、南アを経て、妻のローラと戦後にニューヨークに移住後に発展したもので、〈心理療法の源流〉とも言えるものです。

(第一次世界大戦では、まだ医学生だったパールズはドイツ軍の衛生兵として招集され、ベルギーの塹壕戦では毒ガスもまかれ、命からがら帰国を果たしました。)

「ゲシュタルト」とは、ドイツ語で「(認識の)形態」を意味します。戦後に妻のローラと共に渡米し、ニューヨークで精神科医としての仕事を始めた時に、ドイツ系だからということで、ゲシュタルトというドイツ語を用いたと言われています。

 ニューヨークでは、妻のローラの他にも、ユダヤ系米国人だったポール・グッドマンを含めた3人でゲシュタルト療法を形成して行きました。

 フロイトより若い世代のパールズは、若き日にはベルリンで、【当時の国際的な新思潮】であった【表現主義】の薫陶を【表現主義演劇】の巨匠マックス・ハルトから得ました。ローラも【表現主義舞踊】を学んでいました。

 【表現主義】は、人間の心身の「核-深層心理」ともいうべき所からの「即興」表現を重視します。その「即興性」は、ワークの中で5~10分ほどで「即興的」に描く絵や、絵やイメージの中に出てくる「モノや人」に「ロールプレイ」して「感じて..おしゃべり」してみる際の「即興性」に繋がっています。

 もともと【精神分析】でも【自由連想】という、クライアントが連想を重ねて「口にしてゆく」という方法がありました。クライアントの自由連想を材料に分析家(医)が分析をしました。

 しかしパールズやローラの時代は、身体への気づきを深めるワーク(身体解放)が発達した時代でしたので、【精神分析の自由連想】が「やや頭=思考=論理=中間層」寄りになるのと比べて、さらに【肉体・身体の「核」からのエネルギー=感情や直観・体感を含む】との繋りも想定するようになりました。

 その辺りの捉え方・考え方の違いから、パールズはフロイトとは決別して、後々【ゲシュタルト療法】を打ち立てる結果になりました。

 なおパールズが【精神分析家】になるための【教育分析(トレーニング)】をしたのは、ウィリアム・ライヒ(1897~1957)でした。このライヒこそは、【精神分析】の中でも「身体についての領域」を新たに大きく取り入れた要の人でした。
 しかし、やはりそれが原因でフロイトから不要とされました。

 ライヒの欧州時代の『性格分析』は特に評価が高く、【筋肉の鎧(説)=心理的は防衛反応が体に現れたもの】は、いまだに【身体解放の指標】です。
 渡米後の「オルゴンエネルギー」説では行き詰ってしまう、というオチがついてしまった人生でしたが、1970年代以降の国際的な性の解放の思潮には、彼の『性と文化の革命』などの書物からの影響も見逃せないものがありそうです。

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**最後に【ゲシュタルト療法】の1)【3領域】と、2)【5つの囚われ】と、3)【出会いの4層】について触れておきます。
 0)としての【ルビンの壺】と【統合】については、上記の前項【Q/2】精神分析とは、何ですか?の中頃の🔷【ゲシュタルト療法】の【図と地】のところをご覧ください。

1)3領域(意識や気づきの領域を拡大してバランスをとるために
 *外部(五感:視覚・聴覚・味覚・触覚・臭覚~を通して捉えられる世界)
 *中間領域(イメージ・思い出・思考・理論・夢~直接的ではない観念的な世界)
 *内面(体内感覚・感情・直観~身体感覚と直接的につながるような世界)
◆パールズは禅にも関心を持ちましたから、この区分は禅僧のティク・ナット・ハン(1926~2022)が提唱したマインドフルネス(気づきの瞑想)とほぼ同じです。

2)5つの捉われ
 *投影:自分の内面にある受け入れがたい思いなどを外に見る(自分が嫌っているのに、嫌われている/攻撃したいのに、攻撃されていると思う、など)
 *鵜呑み=取り込み:親の意見・社会の規範・常識などを自分で判断することなしに自動的に自分の一部として取り込んでしまうこと。
 *融合:自分と他者や外部との境界があいまいになって、自分が他者や外部と同一化してしまうこと。(自分の気持ちなのか、相手の気持ちなのか、区別がつかない)
 *反転:本当は他者に向けたい気持ちを自分に向けてしまうこと(相手を攻撃したいのに、それをせずに自分を攻撃して、自分いじめをしてしまう、など)
 *エゴイズム(自己中心性)

3)出会いの4層~下にゆくほど関係性は深まります。
 *挨拶・決まり文句の層
 *役割の層(職業・家族間の役割・先生と生徒・ホストとゲストなど)
 *死の層=デットゾーン(さらに深めようとすると、一度とまどい「し~ん」とするなど)
 *核=コアの層(さらに深い本音の部分での交流など)


その他、おまけの周辺情報.......................................................
*【神経言語プログラミング(NLP)】は、パールズの最後の著作(『ゲシュタルト療法』)の編集者だったリチャード・バンドラーが、創始した療法です。
 その後、共同創始者だったジョン・グリンダーが、一人で継続することになりました。NLPでよく言われる【リフレ―ミング】の変容とは、いわば【認知の形態=ゲシュタルト】の変容です。
 〈問題や悩みのイメージ〉を五感を用いて、〈衝撃がより少ない=問題ではなくなる方向〉へと変容させてゆきます。ジョン・グリンダ―は催眠系の人でしたので、現代催眠の一種になります。
 ですからクライアントが、催眠にかかりやすいタイプかどうかという問題も、効果には影響します。また問題を感じた深い部分のトラウマや抑圧には触れませんから、
その時には効果があったと思っても、プラシーボ(偽薬)効果などのように、効果が持続しないこともあります。ただし問題の内容にもよりますが、上手く作用することもあります。
 
*「認知行動療法」は、イギリスで短期の養成期間でセラピストを増産するために考案された心理療法で、「感情」を扱う部分を削除しています。これを受けた人の治癒率は、その分は落ちて60パーセント位と言われています。要するに、これと同様の内容は、ゲシュタルト療法にも含まれています。

 【精神分析】の流れから生まれた他の【心理療法】としては、エリック・バーン(1910~1970)の交流分析も、知られています。自分を構成する下記の要素のバランスは?というような内容になります。
 *批判的な親(cp)規律、責任、理想、道徳重視
 *養育的な親(np)思いやり、やさしさ、共感、面倒見のよさ
 *大人(a)理性的、論理的、冷静な事実判断
 *自由な子供(fc)好奇心、素直さ、感情表現、自発性
 *順応した子供( a c )順応した子供、協調性、我慢、慎重さ、周りへの気配り

Q

5.心理療法(サイコ・セラピー)とは、何ですか?

【心理療法】は、第二次世界大戦後に欧米で発展しました。
 ワークの中で、無意識の領域を浮上させながら、ブロック(本来の自分のエネルギーを無意識のうちに閉じ込めているトラウマ・抑圧・コンプレックス・防衛機能)に気づきつつ、それを解放し癒すことで、本来の心身の力を回復させます。
 それによって、悩みや症状の緩和・回復・解決をはかります。同時に感情が豊かでバランスがとれたコミュニケーション力(人間力)が育ち、夢・自己実現の力もアップしてゆきます。

【精神分析】の系譜を引く【心理療法】には、
【ゲシュタルト療法】の他に、
ライヒの弟子のアレキサンダー・ローエン(医師・心理療法家)が始めた身体性を中心とする【バイオ・エナジェティック】、
ヤコブ・モレノの【サイコ・ドラマ】、
上記の前項(3.)で紹介したエリック・バーンの【交流分析】などがあります。
 
 この中でも、特に身体を重視する【バイオ・エナジェティック】や【サイコ・ドラマ】は、【ゲシュタルト療法】にも取り入れられています。
 これらは【表現主義的】な要素である【即興性】を重視するために人間(個人)の「核-深層心理」に直接的に繋がる「心理療法の王道部分」を引き受けたワークができる療法と言えるでしょう。

🔶【ブレス・インテグレーション】も、【呼吸法&対話】で、幼年期からの「抑圧、コンプレックス、トラウマ」と、その後の関係を重視し解放するものですが、【核-深層心理】からの【深い感情】に触れてゆきますので、上記の【心理療法の王道部分】を引き受けた療法です。
 また「人間観・コミュニケーション」についての理解の土台には、フロイト、ユング、アドラーの理論が取り入れられています。
 そして【インテグレーション】は、【ゲシュタルト療法】でも目標的な指標として言われる【統合】を意味します。
 「抑圧された自己」、トラウマなどによって「切り離された自己」、ユングで言う「影=シャドウ」、【ゲシュタルト療法】で言う「図」に対する「地」などを【統合】して自己成長を促し、自分をトータルに生きるための助けとします。

*「認知行動療法」「マインドフルネス」「神経言語プログラミング(NLP)」の他、「家族療法」などについては、上記前項の【Q3. ゲシュタルト療法とは、何ですか?】で、触れています。

その他、..................................................................
【プロセス指向ワーク(POP)】【アートセラピー】なども、知られています。

*【プロセス指向ワーク(POP)】は、アーノルド・ミンデル(1940~2024)が提唱しました。ユングの研究から入った彼のワークは、【ゲシュタルト療法】と入口は大変に似ていますが、「核-深層心理」の方へ深めて解放を促すのではなく、五感のチャンネルなどを変えながら、プロセスを次々に進行させる方法をとります。

(ミンデルのワークはフロイト派ではなく、まさにユング派から来ている感じを強く受けます。クライアントの世界観は拡張するが「なかなか核心に迫らない~解決に至らない」というのが私の感想です。【心理的な抵抗:ここが防衛機能がある部分】を通過・解放する前に、チャンネルを変えてプロセスを進行させてしまうからです。)

*【表現アートセラピー】は、来談者中心療法のカール・ロジャーズの娘のナタリー・ロジャーズ(1928~2015)が創始しました。この療法には、もともとは【ゲシュタルト療法】が関係しています。
 まずポストモダンダンスの母と呼ばれたアンナ・ハルプリンが、パールズの晩年の2~3年、自分のダンスグループにパールズを呼んで、ワークを受けていました。
 彼女は若い頃から【即興】をダンスに取り入れていたので、相性はよかったのだと思います。40代で直腸癌を患って手術後には、【ゲシュタルト療法】の【感情を解放するワーク】を取り入れながら、100才まで生きることができました。
 彼女のダンスワークショップに、離婚後のタイミングだったナタリーが参加して、そこでハルプリンを通して、パールズの「核-心身の深層」に触れるワークを体験しました。
 その後ナタリーが創始したのが【表現アートセラピー】でした。その時々の気持ちや、思い描いたテーマ(あるいは与えられたテーマ)に沿って、自由に絵を描きます。そして絵を描いた人の気持ちや解釈を最重要視しながら、話しをしてもらったり、ワークをしたりしてゆきます。回を重ねるごとに、参加者の心身や人生が拓かれてゆきます。