◆幼年時の夢の意味◇『やさしさの夢療法』に書き残したこと◇ゲシュタルト療法の夢のワークです。
本日は、はじめて見た【夢の記憶】→子供の頃の夢で、これが覚えている限り、一番古い夢というと、どういう夢になりますか??
私の場合は、近くの はとぽっぽ公園 にあった「セメント製の巨大な滑り台」(はとぽっぽの羽が広がる胴体というか、滑り台の後ろ側もとても大きな設計で、かなり急な斜面になって広がっていました)
を中から割って、怪獣が外へ飛び出して来る夢です。そして、ウルトラマンのテレビ番組で見たように歩き出し、人々が「わっー」と逃げて行く、お巡りさんもいたかな?というような夢です。
(【夢解き】では、夢を話す⇒「私は、今..」という現在形で話し直す⇒夢の中のモチーフや人を選ぶ⇒それについて説明する⇒思い出したことと、そこで「こうだっだかな?」が一緒になっても構いません。
そして、選んだモチーフや人になります。「私は滑り台です」とか「私は怪獣です」とか、「私は滑り台の前の大きな砂場です」とか言う感じです。
そして、その立場で「感じたり、思ったり、考えたり」と半ば即興的な反応を言葉にしてゆきます。行為や身体表現が混ざることも歓迎されます。)
この夢は、ワークをしたことはなかったのですが、夢解き(ゲシュタルト療法の夢のワーク=日本人にとってはユングの夢解きの次世代になります)に馴染んだ今では、とても分かりやすい夢です。
セメント製の大きな滑り台、これを中から割って出て来た巨大な怪獣。母親の干渉的な態度や、私の特性をうまく理解できなくて抑圧するしかなかった母親は、私の特質や個性や生命エネルギーを押し込めていました。
だから子供の頃の私は、虚弱体質でした。平たく言えば、母親が巨大なセメント製の滑り台みたいに私を押し固めていた。しかし突然に、中から割って、「わっー」と怪獣(私、私の生命エネルギーでしょう)が登場したんです。
こういう関係ですね。しかしゲシュタルト療法では、一応、夢に出て来るものは、すべて自分の分身と捉えてみる。そしてそれを統合して「次の段階の自分にしてゆく」と言う考え方をとります。
つまり、このように育った私は、すでに母親と一緒ではない別の場面でも、母親が私を干渉的に押しとどめた枠というか、その固めた(解放的ではない抑圧的な状態=滑り台の中の怪獣)になっていたんです。
ここは少し難しいかもしれません。別の人が相手なら~家族の元を離れれば~自由でしょう、と考える人もいますが、そうではなく、子供であっても「自己規制」=母親が教えた、考えた枠が、「これが常識なんだろう」と感じて、身についてしまうわけですね。
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このような部分が、時と場合によっては病の元凶になります。
なので~この夢の場合、セメント製の大きな滑り台も、私の一部なんですね。そして大きな生命エネルギーが突発的に頭をもたげて登場し、「キャー」とか言って逃げている人も、私の一部なんです。
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だって、いつもは、こんな大きな力を出してはいけない、と言われていたのですから。その出現に、びっくりして逃げたんでしょう。でもテレビみたいで「活気があるなぁ」と感じましたよ、幼稚園か小学校の低学年の頃ですね。
お巡りさんは、これは今日になって初めて感じましたが、まあ大きな自分の力を出してしまうと、世の中から「いけない」と裁かれてしまうかも、とか誰にでもそういう心配ってあったりしませんか?あまり本気になると「まずいんじゃないか」みたいな、ですね。
幼稚園の頃、お楽しみ会の白雪姫の役が羨ましくて、家で友達と白雪姫ごっこをしていたら、当日に主役の人が発熱で来られなくて、「誰かできますか?」と言われて、私がやりました。
全部おぼえていたので・・。カラフル事務局
そういう活躍をしても地味な私は評判が取れることにも、なかなかつながらず(家の中でも人気者でなかったし)、幼稚園の上級のクラスになった時には、先生から「精神薄弱」を疑われました。酷いよなぁ~。
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(傷が多くて、人から遠いところのあった私は、先生からみて親しみがなくて、先生は普段の私をよく見ていなかったのでしょう。)
しかし、それは私の抑圧的な性質が原因だったと言えます。体育祭の風景を描いた塗り絵があって、「いま一番勝っている人の服を赤、2番めの人の服を黄色・・で塗りましょう」という時に、
この問題は簡単過ぎるし、もっと綺麗ないい感じの仕上がりにしたいと勝手に思ってしまって、好きなように塗ってしまいました。後日先生に呼ばれて、先生が「一番は誰?2番は?..」と確かめて私に尋ねました。
ここで「簡単すぎるし、それではつまらないから、自分なりにやりました」と答えればよかったのでしょうが、そういう反抗的な?権威を持っている人に反目するようなこと自体がいけないと思って、
(塗り絵は、簡単過ぎるから、みんな勝手にやったのではないかと、やっている時には思ってしまっていたんですね)
そこで仕方がないから、先生に合わせて、誰が一番で、誰が2番か分からないフリをしてしまいました。そうしたら、先生は「この子は何も理解できていないようだ」と心配して、それをうちの母親に言ったらしんですね。
それでも当時は、小学校で知能検査をやってましたから、その疑いは翌年には溶けたようなんですが、そういうややこしい癖のある子になっていました。
これでは自分の考えをちっとも表現できていないですよね。それは当時の虚弱体質とも関係していたと思われます。自分の考えを自由に言える母子関係ではなかったのでした。
夢の話から広がってしまいましたが、そう言う家族内の力関係の構図とも関係する夢だったと感じます。
気の合わない母親に叱られてばっかりだったので、子供の頃は痩せていて、よく結核を疑われて、検査に行ったりとかですね。
でも私の場合は、思春期くらいから中途半端であれ「反抗」ができたのは、自分を守ることに繋がったと思います。
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