⭐今日は、いよいよ「家族画」！！～「アートセラピスト養成講座」4月14日開講Zoom 6ヵ月~心理職と人間関係のお仕事の＜実力と人間力＞も養う～ベースはゲシュタルト療法・他。

今日は、家族画。あなたの自己評価や、コアな感情のあり方、
価値観に、多大な影響を及ぼした原「家族」のクレヨン画!!

上の１枚が私（原田広美）の絵。
家族画はプライバシーが色濃く反映されますので、
なかなかクライアントさんに提供をお願いするのも難しいです。

2枚めは、あるクライアントさんの家族画です。
これは参考に掲載させていただきました。
ここでのコメントは控えさせていただきます。

私の家族画、やはり修業時代の1枚です。
あるワークショップで描いたのだと思います。
忘れていることに、自分でも驚きます。

両親、妹と私の4人家族でした。
私の家では、妹が人気がありました。
父と同じく、目がぱっちりとしていて。

というか家族全体の柱は、
責任感のある父だったのですが、
日常や子供を仕切っていたのは母でした。

その母と似た容姿の私よりも、
母は、妹のことの方が好きだったのでしょう。
容姿にコンプレックスがあったのかもしれません。

文学や芸術や踊りが好きな私の血は、
母から来ています。ですが、性格的には母から見ると、
私は理屈屋で、勉強が好きな所も嫌だったのだと思います。

絵の中の私の上着はブルー、父もブルー。
母は誠実な父に感謝していましたが、
軟派な母は、父を堅物だと思っていました。

それで容姿も性格も、タイプ（勉強好き）も、
母から見ると、私は面白くないわけです。
かなり抑圧的に育ったために虚弱な子供でした。

この絵は、意識して描いたわけではなく、
生まれ育ちの「家族を描く」というテーマで描いたら、
自然とこのような絵になったのですが、

私は膝を折って、妹と同じ背の高さにしていますね。
妹に対しては、家族が肯定的だったからでしょう。
私の両親には学歴らしい学歴はなく、
「インテリ女」いうのは、悪口でした（今は変わりましたが）。

私は、そういう所から出た物書きでもあり、
オウム真理教事件の風評被害でセラピーが下火になった頃には、
それまでの心身への造詣して、舞踏・舞踊批評家をしていました。

私が学んで来たセラピーの世界の心身観を
コンプレックスが強く、神経衰弱もあった夏目漱石の
人生と作品群に照らし合わせたのが、『漱石の＜夢とトラウマ＞』です。

この本と、成志が翻訳したゲシュタルト療法の創始者パールズの自伝
『記憶のゴミ箱~パールズによるパールズのゲシュタルトセラピー』は、
共に、大学の心理学の教科書なども出している新曜社の刊行です。

新曜社の本として知られているものには、
たとえば小熊英二の『1968』上下巻や、
アリス・ミラーの『魂の殺人』もあります。

後者は、ポーランドの元・精神分析家だったアリス・ミラーが、
ヒットラーの悪しき精神を生んだ生育歴や、
ナチスを容認することになってしまったドイツの国民性
を生んだ ドイツの抑圧的だった家庭教育 についても考察しています。

このような生育歴とその人の性格や人生の成り行きとの関係、
それらを細かく—両親と自分の関係、両親同士の関係、
両親と周囲との関係、両親と他の家族内の兄弟姉妹との関係、

自分と兄弟姉妹との関係などなど、
それらは7才くらいまでにほぼ決定的な影響を
あなたに及ぼしているのです。

説明会でも質問がありましたが、
元の家族を離れても、その傾向は持続します。
大抵は、その部分に対して無自覚で無意識的なのです。

それらに気づきを得て、自らの無意識の構造を理解することは、
他人を理解する上でも基礎的な土台になります。
そして、常にそこには「愛と怖れ」の問題が潜んでいます。

愛していても、OOを怖れて防衛的に構えてしまう。
このような問題を一つ一つ丁寧に手放してゆくことで、
健全は自己肯定感と、他者への思いやりのあるまなざしも生まれます。

このような内容を含んでいるのが、
アダルトチルドレンにも強いブレスインテグレーションのセオリーです。
私が学んでいた頃には、
ジャンポールスキー博士の『やすらぎ療法（セラピー）』などでも読みました。

最近では西尾和美先生の『アダルト・チルドレンと癒し』
『機能不全家族』もあります。と言っても西尾先生も、
日本は30年遅れている、と書いていらっしゃいますね。

昨日のブログにアップした私のビデオの中でも、
これらについて語っています。その他にも—

「まどか研究所」や私達（私と成志）のこれまで。
および私達の8冊の本について。

また夢分析（精神分析）のフロイト、ユング、
そしてそれは時代と共に、ビンスワンガ—が打ち立てた現存在分析、
その現存在分析のメダルト・ボスの「夢分析」へと流れ、

メダルト・ボスとパールズの教育分析の担当は、同じくライヒでした。
パールズはユダヤ人だったためにドイツを離れて、
南アに向かい、戦後にはニューヨークに渡った。

その地で妻のローラ、アメリカ育ちのポール・グッドマンと3人で、
ゲシュタルト療法を形成していったこと。
ドイツの医師免許がアメリカでは使えずに教育分野に参入したこと。

また戦前のドイツには既にあった—身体アフェアネス、
戦後のアメリカでは既にスタンダードだった日本の禅、

パールズらのゲシュタルト療法は、精神分析から
心理療法へと変遷した最初の親玉的な療法であること。

そしてそこには、元フロイト派だったパールズの特長
として「生き生きと、生きること」という、
生体エネルギーとしてのリビドーの火が大切にされている。

このようなお話などにも、
昨日ブログにアップした私の動画の中でも語っています。
お時間ありましたら、是非ともご高覧くださいね。
（そしてチャンネル登録も、よかったらお願いいたします!!）

本日も、ご高覧どうもありがとうございました。
下記の写真の後に、4月からの講座のご案内がございます。
ご関心ある方は、Zoom個人説明会へお進みください。

mailto:vsopvsop@d7.dion.ne.jp
14:00~22:00(終了)の範囲で、いくつか希望日時をご連絡ください。
電話は、03-5684-2563 (11:00~22:00)です。

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